本校は、昭和62年(1987年)4月に町立南風原中学校から分離開校して37年になります。 校区は、本町の南側に位置する本部・喜屋武・照屋・津嘉山・山川・神里・兼本ハイツ・第1団地、第2団地等であり、現在の学校規模は23学級、生徒数655名の島尻地区では中規模の学校です。

 学校経営にあたっては、公教育の本質に立ち、学習指導要領のねらいと我が国の教育の動向や沖縄県教育委員会及び南風原町教育委員会の教育施策を踏まえながら、生徒の実態に応じ、保護者や地域との連携融合のもと、「チーム南星」として組織的・協働的・創造的な教育活動の展開が肝要と考えております。そのためには、生徒と教師、保護者や地域と学校との信頼関係を構築するとともに、笑顔と活力に満ちた学校づくりに努め、本校の教育目標である「良く学ぶ生徒」「心豊かな生徒」「たくましい生徒」の育成を図っていきたいと考えております。

 また、校訓は「自立・共生」であり、「自らの課題に粘り強く取り組み、学ぶ意欲と責任をもって行動できる生徒」、「人とつながり、地域・社会、自然と協調して生きる生徒」になって欲しいとの想いが込められています。

 本校の生徒は活発で人懐っこく、学習はもとより部活動等にも積極的に取り組んでいます。本校は17の部活動がありますが、部活動の形ではなく地域のクラブ等でスポーツや文化活動に積極的に取り組み、活躍している生徒も数多くいます。現在、中学校においては全国的に部活動の地域移行に向けての取組が始まっているところです。本校でも中学校3年間で、生徒たちが自分の好きなこと、頑張りたいことにチャレンジし、成長できるよう保護者、地域と連携し、協力しながら学校生活を充実させていきたいと考えています。また生徒会が主体となって企画・運営しているスポーツフェスタや南星フェス等、生徒たちは、学習や生徒会活動、学校行事、部活動など諸活動に積極的に取り組み、充実した学校生活を送っています。

 私たち教職員は、新たな時代に向けて粘り強く挑戦しようとする資質・能力を育むとともに、知・徳・体の調和のとれた「生きる力」の育成を目指し、学校教育を推進してまいりますので、これからも保護者、地域の皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

                                    令和6年4月吉日
                                     南風原町立南星中学校
                                      校長 與那嶺 律子